極楽王国 カンボジア
カンボジアってどこ?地雷、難民、アンコールワット??? そんな国カンボジアの人と結婚しています。 知られざる国カンボジアについてのあれこれをご紹介します。
お隣の国では赤ちゃんが1歳になるまで褒めないでけなすということを聞きました。
カンボジアではどうか?
当然同じでした。
でも、1歳になるまでとかは決まっていなくて、小さな子供全般らしいです。
どういうことかというと、子供を見て、「かわいいねー」というのではなく、「豚みたいな顔」「サルみたいな顔」「猫みたい」というわけです。
猫みたいなんて、かわいいみたいでしょ。それってけなしているのかなって聞いたら、カンボジア人で猫といわれて、うれしい人はいなくて、猫と豚とサルは同列だというのです。
ペットという観念を持つ人はあまりいないので、猫なんて、かわいいと思うこともないみたいです。
そうなんですよ。
以前住んでいたところで、猫が子を産んでかわいい赤ちゃん猫が数匹いて、毎日その赤ちゃん猫を見ては和んでいたのに、ある日突然大家さんがその猫をどこかに捨ててしまったのです。
びっくりでした。あのかわいさを捨てられるなんて考えられなかったんですけど、あの人が特別冷血なわけでもなく、多くのカンボジア人にとって、猫の赤ちゃんとはいらないものみたいです。一応捨てる場所はお寺とか誰かの家の前みたいですけど。
話は戻って、なぜ赤ちゃんたちにひどいことを言うかというと、病気にならないようにです。
病気になった子に「かわいい」ということは、タブーかもしれません。
病気の子をかわいいということは、カンボジア人の家族にとって、ひどいことになります。
なぜかというと、そんなかわいい子なら神様が持って行っちゃうからです。
重い病気の場合は「うんこ」といわれた方がいいのです。この子は「うんこ」ですから、神様は持っていく必要ないですよ、そんな意味になります。
それで、本当の名前が「うんこ」の人もいました。
とっても素敵な女の子なのに本名が「うんこ」。
これは、親が子供を疎んじて「うんこ」と名づけたわけではなく、大事に思っているからこそ「うんこ」と名づけたわけなのです。
「悪魔」くんとは違うわけなんです。
「うんこ」のほかには、「真っ黒」とか、「墨」、「はげ」、「牛」そんな名前の人がいます。
じゃあさ、「ご○ぶり」とか、そういう虫系は?と聞けば、虫はどこでもいる当たり前のもので、いいものでも悪いものでもない普通のものだから、そういうのは使わないということです。「○キブリ」は、言ってみれば、唐辛子ぐらい普通らしいです。うれしくもないけど、悲しくもない。そうなんだ。わたしなら、大ショックだけど。
そんなわけで、カンボジア人は日本人は「虫、虫」大騒ぎするのがよくわからないようです。
うちは、すぐに退治してくれて、助かってますけどね。
こんな風習は田舎の方やお年寄りではありますが、町のほうでは日本人と同じように普通にかわいいというのが無難かもしれません。悪いことを子供に言っていいのは、家族や親族、近くの親しい人だけで、全く無関係の人はそんなに言いません。
プノンペン出身のお友達は長年日本に住んでいて、カンボジアに里帰りすると子供たちのことを「豚みたい」といわれたりして嫌だったといってました。
そんなわけで、普段はいいかもしれないけれど、病気や怪我などの時には「かわいい」とは言わないほうが無難です。だいたい、「かわいい」なんて言わずに「かわいそう」っていうと思いますけどね。かわいそうなら問題ないです。
名前も、生まれた時にはいい名前をつけていても、病気をしたら「うんこ」になってしまいます。じゃあ、治ったら、またいい名前にしたらいいんじゃないの?と聞いたら、そういう風にまた新しいいい名前をつける人も当然いるんだけど、長年「うんこ」と呼ばれていて、「うんこ」が定着してしまう人もいるということなんです。
「うんこ」は嫌だなー。
それで、いくら悪いことを言うといっても「犬」と「ワニ」は駄目なんです。犬だけは、カンボジア人として、どうしても認められないようです。せっかく悪いことを言おうとしたのにって思っても、「犬」と言えば、けんかを売っていることになってしまいます。難しいですね。
カンボジアではどうか?
当然同じでした。
でも、1歳になるまでとかは決まっていなくて、小さな子供全般らしいです。
どういうことかというと、子供を見て、「かわいいねー」というのではなく、「豚みたいな顔」「サルみたいな顔」「猫みたい」というわけです。
猫みたいなんて、かわいいみたいでしょ。それってけなしているのかなって聞いたら、カンボジア人で猫といわれて、うれしい人はいなくて、猫と豚とサルは同列だというのです。
ペットという観念を持つ人はあまりいないので、猫なんて、かわいいと思うこともないみたいです。
そうなんですよ。
以前住んでいたところで、猫が子を産んでかわいい赤ちゃん猫が数匹いて、毎日その赤ちゃん猫を見ては和んでいたのに、ある日突然大家さんがその猫をどこかに捨ててしまったのです。
びっくりでした。あのかわいさを捨てられるなんて考えられなかったんですけど、あの人が特別冷血なわけでもなく、多くのカンボジア人にとって、猫の赤ちゃんとはいらないものみたいです。一応捨てる場所はお寺とか誰かの家の前みたいですけど。
話は戻って、なぜ赤ちゃんたちにひどいことを言うかというと、病気にならないようにです。
病気になった子に「かわいい」ということは、タブーかもしれません。
病気の子をかわいいということは、カンボジア人の家族にとって、ひどいことになります。
なぜかというと、そんなかわいい子なら神様が持って行っちゃうからです。
重い病気の場合は「うんこ」といわれた方がいいのです。この子は「うんこ」ですから、神様は持っていく必要ないですよ、そんな意味になります。
それで、本当の名前が「うんこ」の人もいました。
とっても素敵な女の子なのに本名が「うんこ」。
これは、親が子供を疎んじて「うんこ」と名づけたわけではなく、大事に思っているからこそ「うんこ」と名づけたわけなのです。
「悪魔」くんとは違うわけなんです。
「うんこ」のほかには、「真っ黒」とか、「墨」、「はげ」、「牛」そんな名前の人がいます。
じゃあさ、「ご○ぶり」とか、そういう虫系は?と聞けば、虫はどこでもいる当たり前のもので、いいものでも悪いものでもない普通のものだから、そういうのは使わないということです。「○キブリ」は、言ってみれば、唐辛子ぐらい普通らしいです。うれしくもないけど、悲しくもない。そうなんだ。わたしなら、大ショックだけど。
そんなわけで、カンボジア人は日本人は「虫、虫」大騒ぎするのがよくわからないようです。
うちは、すぐに退治してくれて、助かってますけどね。
こんな風習は田舎の方やお年寄りではありますが、町のほうでは日本人と同じように普通にかわいいというのが無難かもしれません。悪いことを子供に言っていいのは、家族や親族、近くの親しい人だけで、全く無関係の人はそんなに言いません。
プノンペン出身のお友達は長年日本に住んでいて、カンボジアに里帰りすると子供たちのことを「豚みたい」といわれたりして嫌だったといってました。
そんなわけで、普段はいいかもしれないけれど、病気や怪我などの時には「かわいい」とは言わないほうが無難です。だいたい、「かわいい」なんて言わずに「かわいそう」っていうと思いますけどね。かわいそうなら問題ないです。
名前も、生まれた時にはいい名前をつけていても、病気をしたら「うんこ」になってしまいます。じゃあ、治ったら、またいい名前にしたらいいんじゃないの?と聞いたら、そういう風にまた新しいいい名前をつける人も当然いるんだけど、長年「うんこ」と呼ばれていて、「うんこ」が定着してしまう人もいるということなんです。
「うんこ」は嫌だなー。
それで、いくら悪いことを言うといっても「犬」と「ワニ」は駄目なんです。犬だけは、カンボジア人として、どうしても認められないようです。せっかく悪いことを言おうとしたのにって思っても、「犬」と言えば、けんかを売っていることになってしまいます。難しいですね。
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